- 歌曲
- 时长
简介
以前、辛島文雄がクインテットを解散した時に、その理由を尋ねたら、「奥平真吾がニューヨークに行ってしまうから」と答えた。辛島はドラマーに関してはウルサイのである。これまでエルヴィン・ジョーンズやトニー・ウィリアムスと共演している辛島だが、この新作ではジャック・ディジョネットとの初共演を実現させた。前述のエピソードでもわかるように、辛島のジャズはドラマーとの相性が重要なポイントだ。そういう意味でこれは単なる顔合わせではなく、意中のドラマーと共演した夢の実現であり、真剣勝負の舞台なのだ。スタンダード1曲、ハービー・ハンコック&チック・コリア各1曲以外の5曲が辛島のオリジナル。静かな対話あり、エキサイティングな激突ありとバラエティ豊かな演奏だが、感心するのは互いの音楽性を尊重したうえで、それぞれが持ち味を存分に発揮している点。「ブリリアント・ダークネス」の疾走感、ジャックの猛々しいドラミングには思わず興奮してしまう。