- 歌曲
- 时长
简介
アニメやゲーム、ポップス、ロック、電子音楽といった現代的で多様なバックボーンをもとに、 東京とオンライン空間を行き来しながら、まさに20年代以後な新時代の エレクトロニック/ダンス・ミュージック・シーンの特異点的サウンドを生み出す、TelematicVisions。 プライヴェート・レーベル〈TELECORD〉を主宰し、20作近いタイトルを発表。 インターネット・レーベル〈OMOIDELABEL〉や〈brutshits〉〈Fogpak〉を始めとした現代の要所からも 作品を繰り出してきた2006年(!)生まれの現役高校生トラックメイカーである彼が、 2021年にデジタル・リリース。メキシコの要注目ネット・レーベル〈MADBREAKS〉の姉妹レーベルこと 〈StupidDecisions〉より、限定60部にてカセット版も発表していた話題作『Bluespring』が初のCD/アナログ化。 「架空のサウンドトラック」をテーマに作られた全15曲を収録した約57分に及ぶ大作であり、 そのまなざしは、現実とも虚構ともつかない「ここではないどこか」の果てへと向かう。 彼が強く想いを寄せる時代こと「ゼロ年代」的なエレクトロニカ~アンビエント、 アニメやゲーム作品の持つ空気感にも通じる、幻惑的なノスタルジアのもと、 音割れへの憧憬が随所に滲むグリッチ・エレクトロニクスから、逢魔が時が迫る「あちら側」の世界の ムード、インティメートなアンビエンスまでもが、みずみずしく溶け合う、 ハイブリッドかつ「異」なエレクトロニック・ミュージック・アルバム。 3月19日に自身のtwitchチャンネル上で開催された本作の記念イベント 「。..:*・ ゚bluespringreleaseparty ゚・*:..。」も常駐者200人越えという大きな話題を呼んだ。 底流に感じさせるオルタナティヴかつ異形なダンス観は、奇しくも、 アニメ・カルチャーとも合流したポスト・コロナ以後の数々のオンライン・イベントなども大きいはず。 本作の後には、彼の現在の重要な出没地のひとつでもある、 東京の「音の実験室」こと〈ForestLimit〉周辺の新鮮な空気を浴びながらさらなるアップデートが続いている。 アートワーク・デザインを手がけるのは、気鋭のイラストレーターであり、 「。..:*・ ゚bluespringreleaseparty ゚・*:..。」の5時間50分にも及ぶ、 壮大なヴィジュアル・ワークも務めたcosgaso。 彼岸や幻想世界を見つめるまなざしのことをひとことで言い表すのであれば、 それは「幻視」や「遠景」とも言い換えられるが、『Bluespring』に宿る イマジナリーで深遠な美が向かう先にある、「ここではないどこか」の新しい物語を共にみつめてほしい。