豪華製作陣と共に「会津」をイメージして書き下ろされた１曲 戊辰戦争から会津若松城での戦い、 降伏せざるを得なかった松平容保の悔しさ、 飯盛山で自害をしなければならなかった白虎隊の無念。 不本意な覚悟をも迫られ、運命に翻弄されるかのような出来事の数々。 会津の人々の不器用なまでの誠実さ、その根底にある強い意志。 悲哀に満ちた歴史ですが、その中を生き抜いてきた人々にも、 それぞれ「大切な人」や「大切にしていた想い」があったことは想像に難くありません。 そこにあったそれぞれの「別れ」は、現代に生きる人間にも共通して訪れます。 別れを覚悟した姿、死を覚悟した最後の言葉や行動 別れによって引き裂かれるかのような心の傷。 東日本大震災を経験し、抗うことのできない天災に見舞われた我々も、幕末とは違えど、哀しさ・悔しさ・無念、それぞれの想いを胸に生きています。 大切な人と過ごした時間、その存在から受けた影響、 『君』が見せないようにしながらも胸の奥の方で抱いていた孤独、 どうする事も出来ないのだけど、焼きついた大切な人の笑顔、記憶。 一人一人では、無力で儚い「祈り」にすぎないとしても、 せめてこのまま『消えないで』という切ない想いと、 決して忘れない、未来に繋げていきたいという願いも込めて、 会津出身「越尾さくら」という１人の女性が、強く優しく歌い上げる