「うみねこのなく頃に」EP2のエンディングを飾った名曲「旋律～シラベ～」のシングル・カット発表から約半年。猫招き歌劇団がこの冬、新たなシングルをリリースする。今回のシングルタイトルは<<ACTIVE PAIN>>「うみねこのなく頃に」EP3のエンディング曲としても使用された楽曲だ。 今回のシングルは前作の閉鎖的・ミステリアスなローテンポ・ピアノサウンドから一転した、聞きやすいロック・サウンドに仕上がっている。仮に前作を「朧月夜を眺める」といった風景に例えるなら、本作はそんな「月夜の下を駆ける」といったイメージ。疾走感のあるナンバーからは、前作との「アプローチの違い」も楽しめる。 また特筆すべき点として、今シングル盤には２点のアレンジverが収録されている。表題の 通り、原曲よりも更に骨太なサウンドにまとめたM04.「alternative ver」は楽曲を支えるバンド・サウンドに要注目。更に「旋律～シラベ～」を彷彿とさせるM05.「piano ver.」からは、その美しい旋律から耳が離せない。魅力はこれだけに止まらない。シングルカットに伴い書き下ろされた新曲M02.「CORE BLUE」M.03「SHELTERING SKY」も聴き応え充分のナンバーとなっている。 劇中で楽曲を聴いた人、前作のサウンドを気にいっている人、更に重厚なロック・サウンドを求める人にも手放せない一作となっている「ACTIVE PAIN」は、コミックマーケット75で先行販売。会場に足を運ぶうみねこファン、同人音楽を聴く耳の肥えたリスナーには、ぜひ手に取って頂きたい一枚だ。