花言葉「はかない夢」 手向けの花 アネモネの花を冠する４つのはかない人と世界の姿を 幾重にも重ねたソプラノで描きます 「硝子の小鳥を追いかけよう。」 頒布以前よりネット上で話題となり、即売会では初登場にして即完売となった、Yuria Miyazono による自主制作1stミニアルバム。 繊細な歌声と詞によって綴られた4曲は、 それぞれが一つのおとぎ話のように展開し、聴く人を曲の世界へ連れてゆきます。 多重コーラスを用い、声を幾重にも重ねた 「多声的」なサウンドが美しい一枚です。 ジャケットイメージにも描かれる少年が登場し、木霊の囁きがひときわ幻想的なa fairy tale、クラシカルで美しいコーラスが花咲き乱れていく様を描くFille en fleur、民族的で躍動感のあるメロディが異国の海を思わせるAGLIRアグリル、感傷的なサーカスのパレードが本作を華やかに締めくくる、ゴート・ワルツ。 造語、仏語、日本語、と多彩な言語表現と、緻密なまでに重ねられた歌声が調和を成した作品となっております。 今はもう帰ることのない、こどもの頃のゆめの中で赤く咲いていたアネモネ。 あの日を慈しむように、或いは悼むように、 そっと手向けたい一輪です。