简介
日本映画史上の最高傑作のひとつと評される映画「砂の器」。 ビルボードジャパンでは、映画公開40周年を迎える2014年、 この「砂の器」のテーマ曲である菅野光亮作曲「ピアノと管弦楽のための組曲『宿命』」の演奏会の開催を実施します。 悲劇的な音楽である菅野光亮作曲によるピアノ協奏曲『宿命』は、作中において主人公の作曲家兼ピアニストがオーケストラをともに披露する作品として知られています。 そして『宿命』は、主人公の半生を回想するシーンで映像とともにピアノ協奏曲として演奏され、親子の悲劇的宿命を描きながらも美しい旋律が、映画音楽の枠を超えた日本の戦後音楽史に輝く傑作として国際的な評価を獲得しています。 今夏、東京公演(3月30日)を経て、この組曲『宿命』の上演を、現代の日本を代表する指揮者、西本智実率いる日本センチュリー交響楽団と日本のクラシック界の次代を担うピアノ奏者外山啓介との演奏によって披露します。 日本の美しい自然の映像と親子の絆を綴る音楽の響きが、時代を超えて共鳴する人々の心と芸術の可能性を示すものと信じています。