专辑简介

デビュー・シングルと先行シングルを含む、畠山美由紀の初ソロ・アルバム。リトル・クリーチャーズの鈴木正人をサウンド・プロデューサーに起用、日本語詞によるミディアムを中心に選曲した。

内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

ポート・オブ・ノーツ、およびDouble Famousのヴォーカリストとして活動し、ソウル・ボッサ・トリオの作品やライヴにも参加してきた畠山のソロ・シンガー/アーティストとしてのファースト・アルバムがいよいよ発表される。リトル・クリーチャーズの鈴木正人がプロデュースを担当し、フォーク、ロック、ネオアコ、ジャズといった、さまざまな音楽要素を含む、控えめで、洗練された、趣味のいい音作りになっている。そして、畠山の落ち着いたトーンからファルセットまで自在に操りながらも、穏やかな語り口のヴォーカルが、確かな存在感をもって浮かび上がる。その歌声は、ジャンルやスタイルを超えて、聴く者の郷愁を呼びさますような印象だ。おそらく、その理由は、自身が作詞を手がけ、過ぎゆくものへの想いをつづる畠山の歌の世界、そして、歌声そのものに、母性の情と、包容力と、強さが宿るからではないかと感じられる。 (渡辺淳) --- 2002年04月号